多分描きたかったこと。青春の幕引き。

また書きなぐります。

俺が大好きだったボーダーブレイク、高校終わりから社会人になるまで毎日やった日課、部活じゃない、恋愛でもない、勝利を目指したもうひとつの青春の一幕、それの終わりに相応しい大会の過程と結末。


思えば長かった。
高校3年の秋、忘れてたけど10月だったらしい。

友達にQMAに誘われて、QMAが満席だったから座った筐体がボーダーブレイクの筐体だった。


元々ACfAで世界ランクに入るくらいやり込んでたロボゲー。ACfAも下火になり、世界ランク50位以内っていう目標を達成してしまい燻ってた俺の心に火がついてしまった。

個人戦だったACfA。

対し、見たことも無い、話したこともない人と強制的に10人のチームになり敵チームと10分間の死闘をする。
余りに強烈なゲーム性、そして余りに広い自由度。

触った瞬間にハマってしまった。


それから本当に、本当にほぼ毎日やった。


9年である。


小学校入学したばかりの子が反抗期を迎え、短ランにして高校に入学するまでの時間である。


とんでもない長い時間だ。


分数にしても凄い。

私ももう、28である。

人生の1/3はボーダーブレイクを毎日していた。


そんなゲームが稼働終了、ここだけの話、2019/9/9はマジでガン泣きした。
どんだけ泣いたかって、泣きすぎて翌日ずっと頭が痛かった。

それくらい重い、人生の1幕だった。

その終わりになった大会、花伝杯について話したい。



個人主催の大会というもの、実は参加は3回目であった。

1つ目はデコポン杯。
紅白戦やらないかから参加。

初戦で粉微塵にされ惨敗。

2つ目。第4回花伝杯。
ざらしっ!から参加。

勝戦で放棄に粉砕され、準優勝。
めちゃくちゃに悔しかった。
あと一歩、ほんの少し足りなかった。けどほんの少しがあまりにも大きかった。
実は悔しすぎて反省会の後泣いた。


そして最後、今回話す第5回花伝杯。
MKA Unionで参加。
そも、MKA Unionとは、346(ミシロ)紅白あざらしをそれぞれM,K,Aとし、Unionさせたのである。このカッコイイ名前は私命名なのである。褒めろよばかちん。

元はと言えば、紅白と346プロダクションはもとからメンバーの被りも多く、互いに交流し、中も良かった為連合で参加予定だった。
そこに古くから参加してはいたがあざらしっ!が連合参加。

やべぇ連合が出来る。
そう直感した。

346と紅白は根っからの破壊者側のクランである。

相手の作戦がどうであろうと、自分のやりたいことを押し通し、ジャンケンで言ったら最初はグーでグーパンで殴りつけるだとか、なんなら金的ぶち込んで勝つようなクランである。要は悪人集団である。
後出しジャンケンにリアルファイトを持ち込むクランだ。


対してあざらしっ!は典型的な古豪、横綱相撲で相手の出方を受け止め、圧倒的な実力で試合を制していた。
ジャンケンで最初はちゃんとグーを出し、私はパーを出します!って言ってちゃんとパーを出し、お前のチョキより俺のパーが強くね?をするクランである。ちゃんと義務教育を受けて大卒新卒社会人って感じだ。疑うんじゃないよそこ。真実は強い方が勝つんだ。


本来は水と油に見えるだろう。
しかし、あざらしは攻め手が一つということはかなり前からクラン内で問題に挙がっていた。いや勝ってたからいいんだけど。

そこに悪人集団が参加してしまったのである。

相手の作戦をぶち壊す老獪な技術に長け、対抗戦相手からもう二度と対抗戦したくないとかまで言われたクランである。汚職の限りを知り尽くしている。

とんでもねぇ連合になる、そう思った。
同時に、勝てなかったら俺のせいだ。そう思った。


で。


何を間違ったか参謀側に霊長類のゴリラが参加してしまった。
こんなブログ書いてるけど、公式戦での実績なんてまるで無いし、ネームバリューも知る人ぞ知る程度だ。


蓋を開けてみれば全勝、世界最強。
本当にこれほどまでにMKAは強いのか、そう思った。

自分も参加していて、残り180秒コア差約ストライカー分という、割と絶望的な場面でも全く負ける気がしなかった。


私はMKAに参加していたプレイヤーの実名を、半分くらい知っていた。半分は知らない。


でも、絶対があったから、絶対を絶対にするために自分を捨てられた。
オブラートよりは厚い皮膜には覆われていたけど、俺が信じる宮田は宮田だし、紫苑寺は絶対の紫苑寺、仁さんなんて会ったことないけど絶対の信頼を置いてたし、そこにいるって分かってたしそこにいてくれた。
てるてるさんもそうだ。俺にとっては佐藤太郎さんだとしてもてるてる坊主さんだ。
絶対の重火力乗りはてるてる坊主、仁、Joker、鬼蜘蛛だ。
俺か突っ込めば絶対にプラントを青くしてくれるし、俺が防衛麻とセンサー支援を蹴散らしておけば紫苑寺と宮田がコアをぶち壊してくれる。

名前なんていらない。絶対の契約があった。

逆に言えば、防衛麻とセンサー支援を蹴散らさなければ俺の責任、突っ込めなかったら俺の責任。

広義で言えば、試合の責任は俺。

多分、みんなそう思ってた。

それくらい繋がっていた。

本当に、心の底から楽しくて、楽しかった。




アーケードからボーダーブレイクが消えてもう2年半。
でももうボーダーブレイクで、やり残したなんて言葉は存在しない。


ボーダーブレイクにおけるハーヴェとかいうゴリラ麻は2019年9月9日に、無事に天国に行けた。